【毎年見てる】秋になる度見返してる最高の秋映画８選

夢のようなストーリーとは裏腹に、二人のとても儚い恋を描いた作品。恋愛映画には難病ものの作品が多く、ありきたりになってしまいがちですが、この作品は難病をしっかり設定として上手く扱っていて、お涙頂戴のような雰囲気になることもない良作だった。この映画一つで、夢のような恋愛のキラキラした映像と、切なくて儚い雰囲気を楽しめるという中々ない恋愛映画。おすすめです。

閉塞感のある田舎町の雰囲気や、そんな町でそれぞれが孤独を感じて暮らしている寂しさが作品に漂っていて、とても好きなトーンの映画だった。「秋のフィルター」というものが存在したらこの作品のような雰囲気に映るのではないかと思ってしまう。一人一人のキャラクターが愛らしくて魅力的で、文学や映画などの様々な引用も素敵。後味の良いどこかすっきりした余韻も味わえる映画です。おすすめなのでぜひに〜。

こちらも難病ものなのですが、無理に泣かせにくるような展開はなく、難病を涙のだしにすることもありません。明るくて人を対等に見るルイーザと、心を閉ざしてしまっていたウィルが惹かれあい、恋に落ちていく様子が病気を抜きにした一つの恋愛映画として素敵です。個人的に後味に「秋」という言葉がとてもしっくりくるような、どこか寂しくて恋しい物語が描かれています。レトロなイギリスの田舎町や、個性豊かなルイーザのファッションも素敵です。

メインの二人への感情移入が難しくて、序盤で離脱しそうになるけど最後まで見て本当によかった映画。メインの二人が中々クレイジーだから「良い映画を見てる感」のようなものはないけど、その分二人から漂う哀愁感や喪失感がとてもリアルで、一度感情移入できたら一気にのめり込める。重すぎない絶妙なバランスの雰囲気がいい。季節で例えると春でも夏でも冬でもなく、秋。「予想外の結末！」みたいなものではないけど、最愛の人を失った二人ががむしゃらに精一杯前に進もうとしている姿に心打たれます。展開じゃなくてちゃんと脚本で感動させてくる。隠れた名作。

忘れてしまいがちな平凡な毎日の幸せを教えてくれる映画。映像としてはほとんどがなんの変哲もない毎日の繰り返しなのに、観賞後は平凡な日々がとても尊く感じるようになる不思議で素敵な映画。素朴でカラッとした雰囲気もいい。